安心・安全な手術室をめざして「手術室ってこんなところ」

手術・中材

手術室は、体の困っているところを治す場所です。私たち手術室看護師は、術前から術後までお子さんとご家族に寄り添い、特に手術中は心の声を大切にした手術看護をめざしています。

安心して手術室にきてください。

この記事の内容

1.手術室について教えて

手術室は8部屋で構成されています。7部屋は救急棟2階の手術室にあり、もう1部屋は本館2階の20病棟にあります。その他に、しっかり麻酔から覚めるまで様子をみるためのPACU(術後回復室)があります。

「手術室……」と聞くと、「メスッ!!」と言われて「ハイッ!!」とメスを渡す、手術室看護師の姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし実際は、麻酔や手術の介助のほか、手術器械や手術室内の準備・片付けなども行います。手術が安全に円滑に進むように、麻酔科医や外科医など、多職種とのコミュニケーションを大切にしています。

2.手術室の取り組み

手術前日に術前訪問を行い、手術室内の様子やどんなことを経験するのかなど、写真を使用して説明し、お子さんやご家族の不安を少しでも和らげて手術が受けられるようにしています。

また、退院するまでに術後訪問を行い、お子さんに「頑張ったね」と伝え、術後のお子さんやご家族の思いを聞いて、今後のより良い看護につなげています。術前から術後まで、個別性を大切にしたトータルケアに取り組んでいます。

3.手術室は怖いところ?

怖くない手術室をめざして、明るい雰囲気づくりを大切にしています。手術前日に保育士によるおぺらチャンツアーで、手術室を見学することができます。

手術室入り口には、子どもたちの目を引くようなたくさんのキャラクターグッズ(写真1)や、プロジェクションマッピング(写真2)があります。

たくさんのキャラクターグッズ
写真1 たくさんのキャラクターグッズ
プロジェクションマッピング
写真2 プロジェクションマッピング

手術室の中はカラフルな色合いで、扉や壁には、当センターのキャラクターであるどんぐりくんやマロンちゃんのイラストが描かれています。

また、手術室に入る時は好きな音楽を聞いたりDVDを観たりしながら、お子さんが麻酔で眠るまでの間、少しでも不安や恐怖を軽減できるように努めています。

この記事をシェアする
この記事の内容