院内の「保健センター」には保健師がいて、受診中のお子さんの療養生活と子育てについて、お住まいの地域の保健医療福祉教育などの関係機関と連携しながら、ご家族のサポートを行っています。また、愛知県の母子保健の拠点として、研修などを通して愛知県全体の母子保健の向上に取り組んでいます。
具体的には相談業務、時間外電話相談事業「育児もしもしキャッチ」、事故予防指導、家族交流会、情報発信などを行っています。
1.相談業務って何?
保護者の皆さんが孤立と孤独を感じることのないよう、病気や障がいを持つお子さんの療養生活や子育てに関する相談を受け、必要に応じてお住まいの地域の支援機関とも連携しながら、子育てを応援しています。
また、ご家族からの相談だけでなく、県内の保健センター、病院、学校などからのお子さんとご家族の健康に関する相談にも対応しています。
2.育児もしもしキャッチって?
夕暮れ時になると、子育ての不安もなんとなく増してきます。保健センターなどの相談が終わる午後5時から午後9時までの時間帯に、保健師・助産師・看護師の資格を持っているスタッフが、子育てやお子さんとご家族の健康に関する相談に対応し、不安や悩みに寄り添っています(図)。
3.事故予防指導って何?
家の中には、階段からの転落や小さなおもちゃの誤飲など事故につながる場面が多くあり、お子さんの成長に伴って行動範囲が広がることで、家の中での事故も増加します。事故による死亡や障がいを予防するため、通院中のお子さんのご家族や一般の方を対象に、実際の家の中を再現した「事故予防ハウス」で、事故を予防するためのポイントを説明しています(写真)。
4.家族交流会って何?
同じ経験をした保護者だからこそ、わかりあえることがあります。NICU(新生児集中治療室)に長期入院しているお子さんや、医療的ケアが必要なお子さんを持つご家族の交流会を定期的に開催しています。
ほっとできる場所の提供と仲間づくりを応援しています。
5.どんな情報を発信しているの?
お住まいの地域で受けられる母子保健サービスを知っていただくため、県内の保健所・保健センターで行っている子どもと保護者向けの事業や患者・家族会の情報、予防接種や子どもの事故予防などの情報を、当センターのホームページに掲載しています。