栄養指導室では、お子さんとご家族に寄り添う栄養指導と食事の提供をめざし、管理栄養士(常勤2人、非常勤1人、アルバイト2人)が栄養管理、栄養指導を行っています。
また、病棟イベントにも参加しています。入院中の食事は、給食委託業者がお子さんのことを考えて作っています。
1.管理栄養士の仕事って?
入院、外来のお子さんとご家族に栄養指導や入院中の食事提供など、一人ひとりに合った栄養の取り方(口から食べる、胃や腸に食事や栄養剤を入れるなど)を考え、医師、看護師、言語聴覚士などと連携して、栄養管理を行っています。
2.栄養指導って何をするの?
個別栄養指導
食物アレルギー、肥満、体重増加不良、クローン病、腎臓病、糖尿病などのお子さんとそのご家族に個別指導を行っています。
食事の内容や生活状況を確認したうえで、一人ひとりの成長・発達に合わせた指導を行っています(写真1)。
集団栄養指導
あれ・アレクッキングスクール(食物アレルギー)、健康スクール(肥満児への生活習慣病予防教室)、クローン病患者さん、離乳食の作り方などに心配があるお子さんとそのご家族に調理実習や講話を行い、入院中や自宅での不安を減らす手助けをしています。
3.入院中の食事って?
患者さんのサービス向上のため、スタッフ一同、給食委託業者とともに、衛生面に注意した安全で安心なおいしい食事の提供に取り組んでいます(写真2)。
毎月季節にあった行事食を作り、お子さんが心和むように、味はもちろん目で見て楽しめるメニューを心がけています(写真3)。また、週に一度は手作りおやつを提供し、食事アンケートでも大変好評です。
4.病棟イベントって?
夏休みには「夏祭りでかき氷作り」を、冬休みには「クリスマス会でオリジナルパフェ作り」を、保育士、病棟スタッフ、給食委託業者と一緒に行っています。
「夏祭りでかき氷作り」では、衛生面に注意し、給食委託業者が準備した氷で「かき氷」を作ります。
また、「オリジナルパフェ作り」では、カステラ、ゼリーなど食材ごとにカップに入れ、お子さんが自分で盛り付ける「パフェ」を作り、楽しい時間を過ごします(写真4)。