すこやかな成長・発達をめざして「心臓病の子どもたちを守ります」

21病棟

21病棟は、2019年の4月より循環器科・心臓血管外科を主とした小児心臓病センターとして、新しくスタートしました。子どもたちの笑顔のため、より専門性の高い看護をめざしています。

この記事の内容

1.21病棟について教えて

循環器科や心臓血管外科の医師とともに、循環器疾患の患者さんを看み ています。年代としては、新生児期から成人移行期までと、幅広い発達段階の子どもたちが入院しています。検査や処置が多い病棟ですが、子どもにとって負担になりかねない経験が少しでも緩和されるように、プレパレーション(子どもにわかりやすい説明・配慮) やディストラクション(恐怖心や苦痛を和らげるために行う遊び)を実施しています。

2.21病棟の取り組み

小児心臓病センターに入院中のお子さんは、時に容態が急に変化することがあります。そのため、すべてのスタッフが緊急時の対応ができるように、日々トレーニングやシミュレーションに取り組んでいます。

また、一人ひとりの状況に合わせた対応ができるように、医師・看護師・心理士・保育士・理学療法士・在宅支援室・保健部門など、多職種で話し合いをしています。それを、育児支援や退院支援につなげ、安心して自宅に帰ることができるよう取り組んでいます。

3.入院から退院までの流れ

心臓カテーテル検査や、心臓の手術を目的とした入院が多い病棟です。そのため、入院後は安心・安全に検査や手術が受けられるよう、事前の準備を整えます。検査・手術後は、状態に応じて集中治療室で過ごします。

病棟に戻ってからは、ご家族とお子さんが一緒に過ごしながら、食事や授乳、薬・水分管理などを看護師とともに行い、安心して退院できるようにしています。

4.病棟の中で遊ぶ場所はありますか?

検査・手術後、回復するまでは、保育士が病室を巡回し、ベッド上でできる遊びを提供します。病室外に出られるようになれば、プレイルームで遊ぶことができます。また、病棟内にテラスがあるので、天気のいい日にはシャボン玉遊びをしたり、夏には水遊びなどをしています。

入院生活が子どもたちにとって少しでも楽しい時間となるよう、保育士と協力し、取り組んでいます。

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