24時間365日そばに寄り添います「子どもとご家族の元気の入り口に」

救急外来

私たちは、小児救命救急センターに指定されている、救急外来です。2020年度から独立した部署となりました。救急外来では重症度、緊急度の高い患者さんはもちろんのこと、体調を崩したりケガをした方が多く受診します。

この記事の内容

1.救急外来について教えて

救急外来は24時間365日、病気やケガの患者さんを受け入れています。来院した患者さんは、トリアージナースが緊急度を判断し、医師の診察につなげます。病状に応じた検査や処置を行いますが、短時間の中でも患者さんとご家族に丁寧な説明を心がけて、理解していただけることをめざしています。

また診察後に帰宅する患者さんのご家族には、家庭で参考にしてもらえるパンフレットやリーフレットを使ってお話ししています。

2.救急外来の取り組み

救急外来では愛知県内だけでなく、東海3県やさらに遠方の病院と連携して、重症患者さんの搬送を行っています(写真1)。当センターの救急車やドクターヘリを使用して、当センターまで搬送します。

救急搬送
写真1 救急搬送

また三角搬送という、他院から他院への搬送をお手伝いすることもあります。救急外来の看護師はご家族の不安に寄り添い、重篤な状態であることが多い患者さんを安全に搬送できるように、医師、ドライバーと協力することを心がけています。

3.トリアージについて教えて

受診した患者さんは、来院後まずトリアージ室に入ります。ここでは、トリアージナースの認定を受けた看護師が受診の経過を聞きながら、患者さんの観察や呼吸、脈拍、血圧、体温などを測定します(写真2)。その結果、緊急度を判定して、医師の診察を受けていただきます。

トリアージの様子
写真2 トリアージの様子

私たちは受付からトリアージまでを15分、トリアージを7分以内で行うことをめざしています。

4.必要な知識や技術はどうやって身につけるの?

救急外来では定期的に医師とも協働して、シミュレーションを行います。さまざまな状況が想定されたシナリオを使用して、必要なスキルやチームで協力しあうことを身につけるようにします。

またスタッフそれぞれが救急看護に必要な資格、BLS(一次救命処置)・PALS(小児二次救命処置)を取得して、実践に生かすようにしています。

5.災害に対する取り組みは?

南海トラフ地震はいつ起こるかわかりません。救急外来は災害発生時に、医師・看護師と連携して対応にあたる必要があります。そのため、平時から災害対応に特化したシミュレーションを実施して、いざというときに活動できるように準備しています(写真3)。

災害トリアージ訓練
写真3 災害トリアージ訓練
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